私たちの行動や生活には、美しいところと汚れたところがあります。人は社会生活の中で美しくありたいと願っています。 ですから、化粧をし、身支度を整え、言葉を選び、家においては片付けをし、掃除をし、いつ何時来客があってもいいように整えます。日本人は、掃除ができれば心も綺麗になると信じています。
ところが、国道の交差点にポイ捨てがあったり公衆性の場所が汚れていたり、ともすれば家庭においても勝手口が汚れたり、トイレが汚れたりすることもあります。 我々の行動や生活は、"美と汚れ" この二面性をもともと持っているのだと思います。
とくに、弱者である身体の不自由な方、病を患った方、幼児、高齢者の方々は綺麗にしたくても自分の手が回らない、したがって他人の手伝い(ケア)を必要とします。 私たちは、ケアしてくれる方々に、心から"ありがとう" と申し上げたいと思います。
私たちの仕事は汚れたところを、もとの美しさに戻すこと。人々が、より安全に安心して生活ができるように環境保全に努めることにあります。
時代は、地球規模で環境をマネジメントする時代に入りました。自然環境は循環します。地球をゴミのガイア(大地)にしてしまえば、たちどころに環境は破壊され、もとの美しい地球を取り戻すことができなくなるでしょう。
環境が美しく循環するように、私たちの心も美しく、循環させましょう。"ありがとう" を"ありがとう" と言える人間をめざすこと。それが美しさを取り戻すことであり私たちの仕事の誇りになる源であると思います。